6月日銀短観　大企業製造業の景気判断、震災の影響から-9と1年3カ月ぶりマイナスに

企業が景気の現状と先行きをどう見ているかを示す日銀短観が発表され、大企業製造業の景気判断は、東日本大震災の影響から「-9」と、1年3カ月ぶりのマイナスとなった。6月の日銀短観によると、現在の景気について、「良い」と答えた企業から「悪い」と答えた企業の割合を引いた指数は、大企業の製造業で-9と、前回3月の調査より15ポイント低下し、1年3カ月ぶりのマイナスとなった。震災で部品の供給が遅れたことなどから、生産や輸出が一時大きく落ち込んだためで、中でも自動車は、75ポイント悪化の「-52」と、調査開始以来、過去最大の下げ幅を記録した。 一方、3カ月後の先行きについては、大企業の製造業で「+2」となり、企業の生産活動が回復しつつあることをうかがわせている。

Channel: FNN News Video Length: 0s Date Found: Fri, Jul 01 2011 4:34 PM Category: Business Date Produced: View Count: 0