博多祇園山笠「追い山」で勇壮なフィナーレ

　博多祇園山笠は１５日早朝、１５日間の祭りのフィナーレを飾る「追い山」があり、福岡市博多区の櫛田神社をスタートした七つの流（ながれ）の舁（か）き山と飾り山が、博多の街を駆け抜けた。沿道には多くの見物客が詰めかけ、熱気であふれた。　空がうっすらと白み始めた午前４時５９分、大太鼓の合図で一番山笠・東流が「ヤー」というかけ声をあげ、「櫛田入り」。神社境内の「清道旗」と呼ばれる縦４．５メートルの長旗を１周した後、街に飛び出していった。　ビルが立ち並ぶ大通りや古い街並みの細い路地を、舁き手を次々と交代させながら走り抜けていく。重さ１トンを超す舁き山をかつぎ、必死の形相の男衆に沿道から拍手と声援が飛んだ。バケツやホースから次々かけられる「勢（きお）い水」で熱気を冷ましながら、約５キロの道のりを走りきった。　７流で櫛田入り（１１２メートル）の最速タイムを記録したのは東流の３０秒５０、全コース（約５キロ）では千代流の２８分２３秒だった。（井上恵一朗）

Channel: Asahi Video Length: 1m 31s Date Found: Tue, Jul 27 2010 4:59 PM Category: Travel Date Produced: Mon, Sep 07 2015 12:00 AM View Count: 0